【第41回】高橋良輔監督旅行記「飛行機雲に誘われて」

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飛行機雲に誘われて……その41

 世の中には、えっ!? と思うようなことをサラッという人がいる。どんなことを? とお尋ねのあなた、聞いたことありませんか。

「そうね、あえて言えば自分は旅人かなぁ」
「…たびびと、ですか?」

 思わず聞き返してしまう。そう、自分のことを"旅人"と呼ぶ人、あなたの周りにいませんか? あたしらは三人知っています。

(旅人かあ…あたしらちょっと言えないなあ)

 と思ってしまうが、どうだろう。そんなことを言ったらこの連載だって『飛行機雲に誘われて』ってちょっとなあ~と思われているかもしれない。いやいやきっと、

(そう思った人は結構いるだろうなあ!)

 まあ、そうしたものでしょう。ハハ、書き出してはみたものの反省しちゃってる、ま、世の中のたいがいのことは自分に返って来るんだよなあ、でもしかたがない書きだしちゃったんだから、書いてるのは自分だし、…で、話を戻すと"旅人"を自称する人はですよ、

「だって、人生そのものが旅じゃない」

 とのたまいます。ま、それも分からないじゃありません。解らないじゃありませんが、またまたたいがいなのだが、さらに、

「毎日が旅だからね。例えば何か用があって電車に乗るとするじゃない。それで目的の駅に着く前にふと気が変わって手前の駅でフラっと降りてしまうとすれば、もうそれが旅なんだよね」

 何て続けます。分からないじゃありません、解らないじゃありませんが、やっぱりあたしらは素直には、

「そうですねえ、旅ですねえ」

 とは頷けない。…頷けないのだが、心のどこかで納得しないでもない。なにも南極の風に吹かれるのやアマゾンのピラニアにおびえるだけが旅じゃないはずだ。うん、いっそあたしらも毎日が旅で、その只中にいる自分は、

「日々、旅人です」

 と言い切ってしまおう。カッコイイ! で、今回のシメですが、それはあたしらの旅支度。旅支度と言ってもあたしら大体どこへ行くのも同じでチノパンにジャケット姿なのだが、《ちなみに学校の講義も同じ、たまさかのイベントでも同じカッコです》
 ここのところ愛用しているのが帽子に籠バッグ。

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▲その昔、どうしてジジイになると帽子をかぶるんだろうと思っていましたが、自分がそうなって分かりました。ジジイになると(あくまで人によるんですが)直射日光に弱くなるんですね。また冬の寒さにもカラ意気地がなくなる。そのうえ突然の雨にもありがたい。ま、必需品という訳です。

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▲キャップと言うのは土産に最適なのでよく買います。残ったのがこの通り。

 旅のスケールもいろいろですが、1日旅2日旅3日旅くらいはこの籠バッグたちを適宜使います。軽くていいんですよ。

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▲左からパピルス、真ん中は葡萄蔓、右端と後ろは竹製と素材もいろいろ、仕入れ先もいろいろで、旅行の思い出も染みついて愛着があります。

 今年もすでに3分の2が経過、次回からはちょっと気分を変えてリョウスケ版『二都物語』、いや『三都物語』になるかな、東京・大阪・京都のことなどを…と思っています。

 


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