【第48回】高橋良輔監督旅行記「飛行機雲に誘われて」

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飛行機雲に誘われて……その48

 今まではそう気にはしていなかったのだが、あたしらはどうやら結構なものぐさで、ここのところちょっと反省している。何をいまさらと言われるが、この連載を始めて気が付いてしまった。旅行に行ったらこまめに写真を撮るとかメモを取るとかしないと、こんな連載をするときネタに困るのだ。ちょっとした話を書くにも月日もおぼろ場所もあやふやでは話にならない。

「スマホでいいじゃん、写真も撮れるしメモ代わりにもなる」

 そうなのだ、スマホでいいのだ。ということで今回の南京ではけっこうパチパチやったつもりだったのだが…ものぐさはやっぱりものぐさだった。
 昼間の行事が終わり、街へ出たのだが、

「ここはその昔、中華民国の高級軍人たちの住居跡で、それを利用した飲食街になっています」

 という案内で訪れた一角があった。その入り口に案内図というか看板があったのでメモ代わりにパチリとやったのがこれなのだが、これっきりのこれだけ。

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▲表題も映っていなければ説明文もない。これじゃあここがどこでどんな場所なのかもわからない。

 飲食街になっていますという言葉に導かれて一角に足を踏み入れてみると、結構いい雰囲気。ネオン遣いが北京にも青島にも西安にもない感じ。

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 ね、結構いい雰囲気出してるでしょう。

 そのうちの一つ、とあるビヤホールにあたしらハマってしまいました。名を『Master高』というんですが、今はやりのクラフトビール屋さん。メニューには十種類ぐらいのビールがあったでしょうか、これが美味いのなんのって! あたしらスタウト系が好きなんですが、中に好みにピッタリのがあって。で、こんな顔なんですが……、

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"裏を返す"って言葉があるけど、その昔は廓言葉だったらしいのだが、上がった店に翌日もすぐ来ることを意味するのだが、あたしらまったくその通りのことをやってしまった。おかげで店の主ともすっかり意気投合、

「今日は俺のおごりだよ、好きにやって」

 何て言われるほど仲良くなってしまった。
 ああそうそう、最初に乗せたスマホのメモ代わりの案内図、あれが役に立った。タクシーに見せてここって言うと迷うことなくそこまで乗せってってくれた。ほんとスマホのメモって使えるね。
 今回で南京はいったん終わるのですが、3月末か4月初めにまた行く機会がありそうなので、その時はもっと突っ込んだネタを仕入れてきます。

 


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