矢立文庫版と書籍版の違いとは?「サン娘~Girl’s Battle Bootlog」出版記念インタビュー

矢立文庫をご覧の皆さん、はじめまして。マイクロマガジン社のSです。
マイクロマガジン社の小説レーベル「ブックブラスト」より、「サン娘 ~Girl's Battle Bootlog」(以下、サン娘)が10月5日に発売となりますが、今回は本作が楽しみでたまらない! という皆さんのため、著者である金田一秋良さん、イラストを担当する射尾卓弥さん、そして作品のプロデューサーである池谷浩臣さんのインタビューをお届けします。

矢立文庫に掲載されたWeb版と書籍版の違いとは?
どんなイラストが掲載されるのか?

皆さんが感じている疑問がちょっとだけ解けるかもしれないインタビュー、ぜひお楽しみください。

 


サン娘▲10月5日発売の「サン娘~Girl’s Battle Bootlog」表紙イラスト(画:射尾卓弥)

――10月5日発売の書籍版と、矢立文庫で連載されたWeb版。双方にはどのような違いがあるのでしょうか。

金田一秋良(以下、金田一):当然、基本的なストーリーはほぼ変わっていません。セリフ部分も基本的にはそのままですね。ここでこういうセリフを入れたら盛り上がるんじゃないか、という部分については加筆をしていますが、それぐらいで。
書籍化にあたって一番変わったのは、地の文だと思います。全ていじってますね。Web掲載時のままというのは1割にも満たないのでは。

――そこまで大きく変わっているんですね。

金田一:単純に掲載から時間が経って、自分の中でより良い表現が見つかったから書き換えた、というところもあります。
あとは、Webと書籍のメディアの違いというか、Webで読むときは、どちらかというと読みやすい方が喜ばれるだろうということで、表現を削って文量を減らした部分がありました。でもそれをそのまま本にしてしまうと、「物足りない」となってしまいかねませんから、書籍化にあたってじっくりと物語を楽しめるよう、しっかり加筆しよう、と思いました。

池谷浩臣(以下、池谷):例を挙げると、Web版だと実は作中で「マキシマムモード」の説明をしていないんですね。そういう設定部分について説明を追加したり、あとは舞台となる学校をはじめとして世界観の解説を加えたり、全体としてより深く「サン娘」の世界を楽しんでいただけるように作業をお願いしました。

――Web版を読んでいても十分楽しめる作品になっているんですね。

池谷:むしろ、そういった違いを通して見ると、先にWeb版を読んでいたほうが、より深く書籍版を楽しめるかもしれません。

射尾卓弥(以下、射尾):あと挿絵もつきますからそれも見ていただきたいですね(笑)。

金田一:(笑)。はい。やはり、Dアームという特徴的なギミックが登場する作品ですので、挿絵がついたことでグンとわかりやすくなりました。

サン娘

金田一:書籍のカラーイラストを見れば、ひと目で「こういう世界観なんだ!」とわかっていただけると思います。イラストの力は偉大だな、と。

――それでは、射尾さんにおうかがいします。表紙イラストや挿絵の制作作業で苦労したポイントは?

射尾:萌えイラストは難しいなぁ、と。キャラデザイン作業のときもそうだったんですが、メカの部分は全く苦労しないんですけどね(笑)。日常シーンもあったりして、女の子を可愛く描くのが結構大変でした。

池谷:でもその分、どのイラストも魅力的に仕上がっていると思います。ちなみにイラスト化する箇所については僕と金田一さんで選んで、最終的に僕と射尾さんで相談しながら作業を進めていったんですが、V-MAXのシーンとレイの初登場シーンは最初からイラスト化を決めていました。

射尾:レイはちゃんと書籍版でイラストにしておかないと、読者の方がまったくビジュアルについてわからなくなってしまいますからね。

池谷:あとは、やっぱり女子高生らしい可愛いシーンが欲しいということで、あんパンのヌイグルミの場面をイラストにしてもらいました。そのほか、どのようなシーンがイラストになっているのかはぜひ書籍を楽しみにしていただければと思います。

――冒頭に掲載したカバーイラストも作品の世界観をあらわしていて良い雰囲気ですね。

池谷:こちら射尾さんにお願いして、表紙側は制服姿のまあち、楓、栞で可愛らしく、裏表紙側はサン娘状態のまあちでバトルものの雰囲気でまとめてもらいましたね。

射尾:実は表紙イラストにもレイが載っているんですよ。表紙にレイを入れるというのは池谷さんからのオーダーだったんです。小さいですけど、可愛く描けたな、と思っています。ぜひ書籍を手に取ったときにはチェックしてもらいたいですね。

――そのほか書籍版のここがオススメ! というポイントを教えてください。

金田一:書籍化にあたって追加エピソードを書き下ろしました。こちらもあんパンにスポットを当てた内容になってます。タイトルは「あんパンは狙われてる」です(笑)。まあちがなぜあんパンにあれだけこだわるのか……ということにスポットを当てた内容になっていますので、ぜひこちらも楽しみにしてほしいですね。

――そういった細かな部分のキャラクターの設定については、どなたのアイデアなんでしょうか?

金田一:まあちのあんパンのように僕のほうで考えたものもあれば、射尾さんがキャラデザインの際に考えてくれたものもありますね。

射尾:たとえばまあちと楓が出会ったときに描写されている「アンダースーツのデザインが恥ずかしくて気に入らない」という部分は僕がキャラクターデザインを行ったときにラフに書いたメモが元のアイデアです。

――なるほど。ちなみに逆に金田一さんから、射尾さんにキャラクターデザインについて注文した部分はありますか?

金田一:唯一、各キャラクターの胸の大きさについては色々とお願いをしました。

池谷:そういえばそういうことがありましたね(笑)。AとかBとか、そういう表があったような……。

――それは物語を書く上で重要だったということですよね?

金田一:それはもちろん。女の子を登場させるならまず意識しなければいけないところですから(笑)。

射尾:個人的には、アニメでとても胸の大きな女の子が登場しているのに、登場人物たちがそのことに全く触れなくてスルーしている事で、すごくモヤモヤすることがあるんですが……「サン娘」ではそのあたりの話は今後登場する予定があるんですか?

金田一:それも書籍版でしっかりと加筆しました(笑)。

射尾:本当ですか! それは楽しみですね。これはもう買うしかない(笑)!

 


最後は胸のサイズの話になってしまいましたが、現在矢立文庫で掲載されているWeb版とは一味違う1冊として現在制作進行中の「サン娘」。Web版を楽しんだという人も、実はまだ読んでいないという人も、ぜひ10月5日の発売を楽しみにしてください!

 

ブックブラスト「サン娘 ~Girl's Battle Bootlog」

  • 著:金田一秋良 イラスト:射尾卓弥 原作:矢立 肇
  • B6判
  • 発売日:10月5日発売
  • 定価:1200円+税
  • ISBN:9 7 8 - 4 - 8 9 6 3 7 - 6 5 9 - 3
  • 発行:マイクロマガジン社
  • 「ブックブラスト」オフィシャルサイト:http://micromagazine.net/bb/


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