【作品紹介】装甲騎兵ボトムズ 鉄騎兵堕ちる
目次
- 第一章『漂流されて』その一
- 第一章『漂流されて』その二
- 第二章『バトリング』その一
- 第二章『バトリング』その二
- 第三章『疑惑』その一
- 第三章『疑惑』その二
- 第四章『カルメラの屋根』その一
- 第四章『カルメラの屋根』その二(最終回)
(毎週水曜更新予定)
キャラクター紹介
ボジル・ドン・ハリバートン(フィロー)
元ギルガメス連合軍の軍人で、現在はフリーランスの傭兵として戦場を渡り歩くボトムズ乗り。「フィロー」という愛称で呼ばれている。
メカ紹介
AT TRANSPORTER

ATM-09-BTC BLOOD SETTER WITH PAINFUL STETHOSCOPE
痛い聴診器
アボルガ王国を離脱した後、クライアントからギャラの支払いはあったものの次なる明確な指令のないままフィローはブラッドセッターとともに惑星パルミスを流れていた。
百年戦争が集結したとはいえ、依然として混迷状態が続くパルミスで傭兵の仕事を探す事は難しいことではなかったが、フィローが選んだのはバトリングへの参加だった。
クライアントにも何らかの目論見があってのことだろうが、幸いにしてブラッドセッター返却は求められなかった。その為、フィロー自らの手によってバトリング仕様への改装を施されたブラッドセッターの、新たな姿が本機である。
ATM-09-SWC VIOLET VIPER
バイオレットバイパー
「バイオレットバイパー」ことジュビール・ポップの愛機。
ATM-09-SSをベースにしたカスタム機だが、その外観は大きく変更されていて、最大の特徴は電撃鞭を内蔵した右腕だが、マッスルシリンダーを組み込んだ伸縮自在の可動関節が設けられており、通常のAT腕部以上の運動機能を確保している。

X・ATM-09-ST BLOODY SETTER
ブラディー・セッター
ブラッドセッターに続いてフィローのもとに届けられた新たなATで、その正体はフィローのクライアントであり、アストラギウス銀河の各所で暗躍を続けるある「組織」の新型ミッド級AT。
頭部の形状や肩の二連ブレードアンテナ、脚部のスパイクホイール等、その外観はアボルガ王国で運用された際のブラッドセッターと良く似ているが、既存のATM-09-STを改造したブラッドセッターと異なり、本機は完全に新規設計されたATM-09タイプの高機能機で、組織の実行部隊への配備や、彼らとの強い結びつきを持つギルガメス連合の国家や軍閥等への貸与、売り込みを前提として開発されたものである。

X・ATH-P-ST BLOOD SUCKER
ブラッドサッカー
レッドショルダーの創設者であるヨラン・ペールゼンがギルガメス軍を退役後、彼の私兵部隊として新たに編成したレッドショルダー体にて運用された「X・ATH-P-RSC ブラッドサッカー」の同型機。
メルキア星でライア高地のレッドショルダー秘密基地壊滅と共にX・ATH-P-RSCは失われたかに思われたが、機体のデータを入手した「組織」によって開発が継続されていた。
著者:高橋良輔
メカニカルデザイン:大河原邦男
イラスト:しらゆき
『装甲騎兵ボトムズ 戦場の哲学者』好評発売中!
- 著:高橋良輔
- 総ページ数:128ページ
- 定価:2,916円(税込)
- 発売:2016年11月11日(金)
- 出版社名:SBクリエイティブ
- http://masterfileblog.jp/news/2016/11/01/6823.html